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省エネ住宅は従来の住宅に比べて気密性や断熱性、日差し遮断効果、換気などに優れた家のことを指します。要は従来の住宅と見た目的にはそこまで変わらず、外から見て「あ、あの家は省エネ住宅だ」とすぐにわかるほどのものでもありません。そんな省エネ住宅はどう選べばいいのでしょうか。

まず、省エネ住宅を見極める方法として住宅性能表示制度というものがあります。これは2000年に施行されたもので、欠陥住宅などトラブルを未然に防ぐもの。その中には「温熱環境」という省エネルギー性能を示す評価項目があり、1から4等級で性能を知ることが可能。もちろん4等級が最高です。

また、省エネ法により、建物の賃貸や販売を行う者は消費者に対しての省エネ性能表示に努めること、とされています。これに基づき、戸建て住宅には「住宅省エネラベル」を表示することが可能です。住宅省エネラベルに表記される情報は全部で4つ。

まず「総合省エネ基準」と「断熱性能基準」という省エネに適しているかどうかを判断する2つの項目が「適」か「-」で表記されます。断熱性能基準が「-」となっていれば、それは断熱性能基準を満たしていない証拠です。ラベルの色が青の場合は自己評価によるもの、緑色の場合は登録建築物調査機関によって総合省エネ基準を満たしたと評価された証拠。色だけでなく文字でも自己評価かどうか記載されています。最後にはどの年度に評価されたかの表示も。評価年度が違えば、その年度に応じたラベルを用意しなくてはなりません。

このラベルをチェックすれば簡単に省エネ性能を知ることができるので、参考にするといいでしょう。ちなみに、評価対象はあくまでも戸建ての住宅であり、賃貸アパートや分譲マンションなどは対象になりません。省エネ住宅選びで役に立つ情報は以上のようなもの。あとはネットなどを参考に自分に合った省エネ住宅を探してみましょう。分からないことがあれば専門家に聞いてみるのも一つの手です。

また、最近では2020年基準の高断熱、高気密住宅の指標として「ZEH(ゼッチ)」という言葉を頻繁に使うようになってきています。特に、ハウスメーカーはZEH対応の家かどうかというところも、売りの一つにしています。

ではZEHとはなにか?
ZEHとはNet Zero Energy House(ネット ゼロ エネルギー ハウス)の略です。住居の断熱性、気密性を高めると共に、太陽光発電やエネファーム(http://home.osakagas.co.jp/search_buy/enefarm/)のような発電機を使用し、1年間を通しての消費エネルギーをプラスマイナスゼロにもっていく住宅のことです。政府は、このZEH基準の住宅を2020年までに標準の仕様にすると目標に掲げています。

こういった流れもあるため、まずはZEHに対応できている家なのかという視点で住宅を選ばれると良いかもしれません。

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